砂川遊水地の石狩川左岸堤防(囲繞堤)上,越流堤に架かる。
石狩川を横断して架かる橋ではない。
遊水地は河川の増水時,下流の氾濫を防ぐために一時的に水を貯留する施設。
洪水は通常の堤防の高さより低く設定されている越流堤から遊水地に流れ込む。
貯まった水は,洪水の危険が去った後排水門から河川に戻す。
越流堤,排水門を本流からの分流点,合流点とする,いわば非常時の迂回路(バイパス)のようなもの。
ならば砂川遊水地は全体として石狩川の一部と考えることもできるので,越流堤にかかる橋もここに加えることにした。
橋の両脇に階段があり,越流堤に降りることができる。洪水時の激流に耐えられるように頑丈な構造になっている。
排水門にも橋が架かっているが,車両通行禁止で名前もない。
高欄には風車とチューリップ?
水門は平常時開けてあるようだ。(洪水時はおさまるまで閉じられるのだろう)
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2009.08.14 |

2009.08.14 |

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排水門から少し離れた瀟洒な建物が排水門電気室。
水際にはミニ灯台。
ふれあい小橋というのが奈江豊平川に架かっている。
パンケ歌志内川水門と,ペンケ歌志内川樋門。
遊水地管理センター。
砂川賛歌のモニュメント。見上げる。
砂川遊水地は,砂川捷水路によって生じた三日月型の旧河道を利用して,1995年(平成7年)に完成。
面積 180ha,洪水調節容量 1,050万m3。越流堤は堤防より4.5m低い。
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