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石狩では No Thanks ! 「マッケイン」,「マスティン」,「いしかり」,「アンティータム」 もくじ

2008.02.06 公開
2014.08.15 独立
2019.02.07 更新

早口でまくしたてるこの国の総理の日頃の文脈から言えば,「抑止力」とは相手にニラミを効かせることに他ならないでしょう。
ニラまれた相手もニラみ返してくるならば,もっと烈しくニラミつけなければなりません。
ニラミあいのスパイラルは,やがてニラミあうだけではすまなくなるかもしれません。

きな臭さを感じて,私の火災報知機は鳴りっぱなしです。

戦艦の寄港,オスプレイの飛来・・・
戦争を美化するヘンなものを石狩にも持ち込もうとする動きは,どんなことであれ
★ お・こ・と・わ・り ★
69回目の終戦記念日を期して,ページを「番外編」から独立させました。
願わくば,これ以上このページが大きくならないことを!

2014.08.15


招かれざる客 イージス艦寄港 2008.02.06 もくじ
今朝(2008.02.06),石狩湾新港・西埠頭に米国海軍のイージス艦「ジョン・S・マッケイン」が寄港した。
去年(2007.02.05)も,同じくイージス艦「ステザム」が押しかけてきている(石狩湾新港には初寄港)。
そのころ「花畔」にこだわる旅支度を始めたばかりで,退職前でもあった私は,うっかりぼんやり,対応しきれなかった。しかしそれだけでは済むはずがないだろうとの悪い予感どおり,今年もまた律儀に押しかけてきてくれたものだ。有無をいわさず寄港を恒例化しようとの意図が見て取れる。米軍戦略の中に,すでに石狩湾新港もすっかり組み込まれているのかもしれない。危うい。

早速樽川埠頭に行ってみた。ハマナスプロムナードの先のモニュメントあたりまで行けば,かなり間近の写真を撮れるかもしれない。駐車場に先に止まっていた車から2人の男が降りてきてあっさり制止される。「警察です。そこから先は立入禁止です」

諦めて引き返す。途中,西埠頭へ通じる道路の入口を固めていた警備風景を撮った。たちまち数人の男に取り囲まれる。「免許証をみせてください」という。「親善と友好」を目的とする船の写真を撮りに来ただけで,なにひとつ咎めだてされる筋合いはない。が,おとなしく従う。

放免された後,花畔埠頭に向かう。こちらは表立った規制はない。目つきの鋭い男たちが乗った何台かの車を見かける。構わず,中央水路を隔てて対岸西埠頭に停泊中の船の写真を撮る。その私の姿を撮っているカメラの視線を背中に感ずる。感じすぎ?

港の厳重な警備体制からすると,"寄港目的"が「親善と友好」だなんて歯が浮きそう。乗組員たちに雪まつりを見学させるのが「親善と友好」とやらなのか。

実はこの国の側にも,「招かれざる客」を心待ちにしているものたちが案外たくさんいるような気がして,背筋が冷たくなる。


帰路,氷結した茨戸川に下りて,ワカサギ釣りの人たちと談笑した。

いつもの通り同行した女房にも,「緊張感」と「和やかさ」の織り成す実り多いいち日だったに違いない(ホントかな?)。


こんなものはいらない 護衛艦いしかりの主錨 2008.10.20 もくじ
いしかり砂丘の風資料館前。
平和都市であることを高らかに宣言(1994年)している石狩に,いきなり根を下ろした錨。
この町とはほとんど縁もゆかりもないものでも,”いしかり”の名がついていさえすればありがたがるのか?
思い入れが強くてどうしても飾っておきたいというのなら,後援会のおえらいさん宅の床の間にでも置いてほしいものだ。



厭なものはイヤだ ミサイル駆逐艦寄港 2012.02.06 もくじ
1月12日に,米海軍ミサイル駆逐艦マスティンから,石狩湾新港に入港したいという要請があったという報道があった。
しかしその後ほとんど音沙汰がないまま,今朝(2012.02.06)予定通り入港したという。
新港の管理者は原発にもニコニコ顔のあの北海道知事。入港を許可しても格別驚くことではない。

接岸した西埠頭へ向かう道路も,樽川埠頭の先の遊歩道"ハマナスプロムナード"の入口も,立入禁止。
おいしい海草を取りにいくといって柵をまたいで入ったおじさんがいたが,たちまち管理組合の職員らしき人間が車で駆けつけ連れ戻されてしまった。監視カメラで常時見張っているのだろう。

普段は市民に開放されている道路すら封鎖して近寄らせない。
今回の寄港の目的も「親善と友好」だというが,聞いて呆れる。
艦長いわく『北海道独特の歴史を学び,文化を体験する・・・』
雪まつり見学でか。それはご立派,なにをかいわんや。

とにかく不気味な船体である。
核の搭載うんぬん以前の問題。
無彩色の血の臭いがする。

石狩湾新港には,4年前のイージス艦に続いて3度目。
何度来たって,厭なものはイヤなのだ。

花畔埠頭から

西埠頭入口

樽川埠頭


無関心ではいられない ミサイル巡洋艦寄港 2019.02.07 もくじ
2月3日,米海軍ミサイル巡洋艦アンティータムが石狩湾新港西埠頭に入港した。
米国軍艦の新港への入港は7年ぶり。
石狩ではなぜかほとんど無反応。無関心なのか,ひょっとしたら歓迎しているのか。
だがチコちゃんは知っている,ではなくて,私は頑固に反対である。お断りである。

いくつか,素朴な疑問を書いてみる。

@ 表向きは”親善”目的という。本当かい?
米朝首脳会談が差し迫っているこの時期に,北朝鮮の目と鼻の先・日本海に展開する米国艦船が物見遊山(雪まつり見学)というのは俄かには信じがたい。「トランプのやることなんてオレラ知ったこっちゃない」というのなら立派なもの。
”見上げたもんだよ 屋根屋のふんどし”

A こういう場合,港の管理者は必ず”核兵器搭載の有無”を照会して回答するとしている。
しかし米軍はその質問には答えないと決めている。同盟国・日本政府が米軍に不都合な返答をするわけがない。
麻薬密輸が疑われる船舶に対し,”アンタ麻薬積んでませんか?”と尋ねるのと同じ。
入港を認めることを前提としていて,あまりにもおざなり。

B Topics にも書いたが,当初アンティータムは揚陸指揮艦・ブルーリッジなどとともに小樽港への入港を打診してきたという(1/4付け)。
小樽港管理者(小樽市)はアンティータムについては岸壁が利用できない旨通知(1/25付け)。
それを受けてアンティータムの小樽港入港は取りやめとなった(1/29付け)。
ところがその前日,アンティータムの石狩湾新港への入港が打診されている(1/28付け)。
新港管理者(北海道,小樽市,石狩市)は,お約束通り支障なしと判断する(1/31付け)。
ここで解せないのは,小樽港,新港両方の管理者に小樽市が名を連ねていること。
しかもアンティータムが実際に寄港するのは新港内でも小樽市の市域の西埠頭であること。
このあたりになにかしら小樽市の思惑が見え隠れしてしまうのは,深読みのしすぎだろうか。

いずれにしてももう来ないでほしい。なんどでも書くけど,軍艦の入港はお断りである。
なお,速報は Topics へ。

2/3

2/3

2/4
当初入港予定は2/1だったが,荒天のため2日遅れて2/3入港。
荒天がずっと続けばよかったのに…
2/3 は10時過ぎ,2隻のタグボート・たていわ丸(赤),かむい(緑)に押されて接岸作業中。
2/4 は8時半ころ。ハズレ・群来ツアーの途中で。
不気味だ。
いずれも新港・西埠頭。中央水路越しに花畔埠頭側から撮る。