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石狩市の彼岸花
2022
サムネイルをクリックすると大きな画像が表示されます。
2022.07.05 公開
2022.10.24 更新



わが家の彼岸花のルーツはみな同じ(埼玉県)ですが,長年(10数年)持ち込んだ株と,3年前に送られてきて4年目の株とがあります。
わが家の彼岸花のルーツについては,2015年のページをご覧ください




2022.04.06 大雪で雪解けが遅れた。南側の塀の下からようやく土が顔を出した。
2022.04.10 やっと庭の雪がほぼ消えた。

2022.04.06

2022.04.10

2022.04.10

持ち込んだ株 4年目株 4年目株 4年目株 4年目株
2022.06.13
2022.07.02
2022.08.26
2022.09.20
肥料も昨年雪の降る前から,そして今年雪解け後何度か施し,葉っぱはもりもりと元気に育ったかのように思えた。
7月過ぎて徐々に葉っぱは枯れていった。にもかかわらず,9月になっても葉っぱが残っているものもある。
もしかしたらこれはかなり花が期待できるのではないだろうか・・・
と思ったのだが,9/20過ぎから花芽が顔を出し始めたにもかかわらず,葉っぱもりもりの株からはついに1本の花芽も出なかった。
花芽の一番芽は9/20。合計6芽。一番芽のみ白花で,他はすべて赤花。
咲いたのは全部4年目の株。長年持ち込んだ株からはついに1本の花芽も出なかった。
一番花芽 二番花芽 三番花芽 四番花芽 五番花芽
花芽の発芽
9/20

9/26

9/27

9/28

9/29
2022.09.30
36cm

27cm

9cm

8cm
3cm
開花
一番花芽
9/30

10/1

10/1

10/4

10/6
二番花芽
10/3

10/4

10/5

10/6

10/11 奥が二番
三四番花芽
10/8 三番開花

10/11 手前が四番

10/16
五六番花芽
10/5 六番発芽

10/13 五番開花

10/16

10/22
ここでまたいい加減な推し量り。
今年咲いたのはどれも,去年咲かなかったところで咲いた。つまり去年咲いた株(10本)は今年はただのひとつも咲かなかったということだ。
花後の結実/分球により体力を消耗するためそもそもそういうものなのか,はたまた,冬季積雪によりまったく光合成のできない北国の特殊性なのか。あるいはわが家でのたまたまの現象なのか・・・?
今年咲いた株の来年の挙動もしっかりと確認しなければいけない。("しっかりと"というのはアホな政治家の口癖ではあるけれど)

そして葉っぱの芽も出始めた。

10/11

10/22

10/22

10/22


北の地での露地植えとしてヒガンバナにつきあい続けて17,8年になる。
遅ればせながらやっと分かってきたことがいくつかある。

■ 株(球根)は寒さには意外と強い。石狩の冬のシバレにも決してへこたれない。

■ 花はなかなか咲かない,ほとんど咲かない。とはいえ,絶対に咲かない,というほどの頑なさではない。

■ 花後,というか,咲いているうちから,10月に入ると葉っぱの芽が出て茂りはじめる。ここからが問題なのだ。
北海道では,当たり前だけど雪が降る。降ってもすぐ解けるくらいの雪だったら,葉っぱは生育して大きくなる。

■ しかし北海道では11月12月になると必ず根雪になり,翌年3月4月まで雪に覆われる。
ヒガンバナが10月から葉を茂らすということは,冬の間も陽光を期待しているからだ。株を大きくして来年の花芽をつけるためにせっせと光合成する。
それが積雪地(北海道のみならず本州の一部でも)では雪に閉ざされて冬期間の数ヶ月光合成がまったくできない。致命的だ。
寒さには強いので枯れることはないが,花は咲かない,ということはここに起因しているものと思われる。

■ 結局のところ,翌年たくさんの花を期待するためには,10月伸び始めた葉っぱに思い切り陽光を当て,そして思い切り施肥することに尽きるのだろう。

■ もちろん春,雪が解けて顔を出す越年した葉っぱもそれなりの働きをするだろうから,4~6月の施肥も怠ってはいけない。(これは付け足しだ)



2008年から2012年までのヒガンバナ
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石狩市の亜麻 2022