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トピックス 2022-D (10-12月)

2022.07.02 公開
2023.02.04 更新

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2022.12.31 版 今年の締めくくりは…,の巻

なんとなくここ,右岸・知津狩新橋から望む左岸・砂嘴先端です。
特別な思いはありませんが,なにしろここには今年60回近く足を運んでいます。
11時ころ,近頃では珍しく海も穏やか,冷え込みも緩み,12/12のような下位蜃気楼も見えません。
見た限りでは砂嘴先端の大きな浸食は確認できません。このまま推移していって欲しいものです。
そして,今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
車を停めた後,エンジンをかけたまま車から離れることはありませんか?よくあることだと思います。
そのときたまたま,シフトレバーが[R]とか[D]に入っていたらどうなりますか?悲惨な事故につながることでしょう。
今ある車の最大の欠陥のひとつは,シフトレバーを[P]にすることなしにエンジンをかけたままドライバーが車を離れることが可能な仕様です。コンピュータのかたまりみたいな今の車で,これはメーカーの杜撰な手抜きだと思います。
例えば堅い雪が凸凹している道路に車を停めた時,雪のかたまりがストッパーとなって[P]にしなくても車はいっとき動かないことがあります。そんなときうっかり車を離れて,振り向くと車が動き出している,なんてことになりかねません。
普通は焦ります。動き出している車をなんとか停めようとします。停めるにはブレーキです。
それが多くの場合間違いです。なにはともあれエンジン(イグニッションキー)を切る,です。少なくとも車に駆け寄ってドライバー側のドアを開けることができさえすれば簡単なことです。エンジンを切れば駆動力が失われ車は停まります。(ただし道路に傾斜があれば話は別で,ブレーキが必要になるでしょう)
12/14,レッカー車に車を持ち去られた経験と反省をもとに,車を運転する皆さんにお伝えしたいと思って書きました。
2022年の最後の年寄りの冷や水です。

2022.12.28 版 浜崖浸食,の巻 浜崖が前進する予兆なのか?


a

b
老い先短いとはこういうことだ。車が戻ってくると,居ても立ってもいられない。本町へと走る。海水浴場管理事務所脇から浜に出る。風も波も穏やかだ。仲間だ。
波打際(汀線)を少しだけ歩いてみる。植物保護区河口地区南端線の少し先があやしい(a)。このあたりは12/12に歩いた時,汀線がやや凹部となって前浜の汀段が削られていた。つまり予兆は確かにあったので12/23から昨日までの大時化で気にはなっていたのだが,やはり浸食は浜崖まで達したようだ(b)。長さ100mに及ぶが,浜崖の後退は免れている。
先端方向を遠望すると,汀段の浸食は認められるものの浜崖までは達していないだろうと勝手に判断,おまけに今日は軽装だったのでここで引き返すことにした。それにしてもこの冬はまだ雪が少ない。この近くでも市道・灯台線の舗装が露出している。

2022.12.27 版 氷に閉ざされた紅葉山公園,の巻


a

b
紅葉の紅葉山公園に続いて,白銀の紅葉山公園。
あらかた氷に閉ざされていても,循環放水のまわり(a)だけでなく橋の下(b)にも水面が顔を覗かせていた。
そして今日,ようやく車が戻ってきた。年明けだろうと思っていたので予想外だ。浜歩きしないでもこの12日間で1日平均6500歩くらい歩いたようだから,もう車なんかいらないや,というわけにはまだいかない。

2022.12.26 版 霙(みぞれ)の結晶,の巻

一昨々日は学びセンターで「石狩かしわ」の句会。昨日は札幌市(かでる)で「帯」の句会。
下手な俳句に他のメンバーの”選”が入るか入らないかで一喜一憂。
車がないので昨日はバスと地下鉄で往復。帰路,駅地下,クリスマス雑踏の飲み屋に引っかかったおかげで更新するのがメンドクサクなってしまいました。近ごろとみに【花畔・網】のお客さんも少ないし・・・と,スネ夫モード。
というわけで,昨日の朝7時ころ撮った写真です。
プラスの気温からややマイナスに転じる中,さみだれ状に降るともなく降っていた霙が葉を落としたモミジの小枝に止まって結晶となっていました。水滴のままだったり,氷になっていたり。とりわけ水滴はまわりの景色を取り込んで独自の世界を醸し出しています。
ところで昨日25日現在の石狩の積雪は27cm。例年と比べて多くもなく少なくもなし。このまま推移してくれれば大助かり。でも花川はともかく厚田などの皆さんは大変でしょうね。
それとこのところ降る雪質が”内地”に似て湿って重たいのが気になります。汗もかきますし,酸素も浪費します。地球温暖化の影響がここにも出ているのかもしれません。うがち過ぎ,かな?穿つ(うがつ)という言葉は,物事の本質を的確に捉える,という意味合いだといいますが。

2022.12.22 版 市道灯台線・マウニの丘脇・2022,の巻 市道灯台線・マウニの丘脇

市道灯台線・マウニの丘脇は私の本来の守備範囲ではないが,ここを通る都度気をつけて見ている。ぐずぐずしているうちに10日も過ぎてしまったが,12/10も雪に埋もれた土のうを乗り越えて浜に出て汀線軌跡を取得してきた。
一般的に汀線軌跡がフラット(浜崖とほぼ並行して続く)ならば浸食される可能性は少ない。浸食される危険性が増すのは,汀線軌跡が大きくうねっている場合の凹部(陸地に対して凹んでいる部分)である。経験的にこのあたりでは年末に汀線がうねる傾向があるようなので,最近3年間についてまとめたのが左図である。
過去この近辺は,2019年末に激しく浸食され,2020年末にも小規模ながら浸食された。
Ⓐ は2019年末,60m以上にわたって浜崖が浸食されて崩落した部分。
Ⓑ は2020年末,約15mほどと小規模ながら浜崖が崩された部分。
その後2021年,2022年には浸食を免れているが,その場合でも多くの場合はフラットな汀線軌跡が,年末12月にはうねる傾向がはっきりと出ている。今年(2022年)についていえば,一昨年,昨年と比べてうねりは弱いようだが,それでも隣の凹部で前浜の汀段(バーム)が僅かながら浸食されている部分Ⓒが認められた。
車がない生活一週間。いままでまとめきれずに積み残してきたアレコレを整理するのに絶好の機会,だと思ったのだけれど。。。
どうも思い通りにはいかないものと悟りました。この間,16,19,21日と一万歩超え。だからといっていいネタが転がっているわけでもなし。ヒザとシモヤケが痛くなる一方。だらだらと断捨離も続けてはいるのですが,こんな感じで年を越してしまうのでしょうかねぇ。

2022.12.17 版 屯田高架橋,の巻


a

b

c

d

e

f
今年始まった(仮称)屯田高架橋の上部工については7/27版で触れましたが,その時点では仮の橋脚をこれから組み立てようかというくらいの按配。
石狩市の隣接地ながら冬季オリンピックなど誘致しようという情けない札幌市の市域だし,あまり食指が動きません。
(a) 9/6にはようやく安春川の手前まで伸びてきていました。近くはよく走りますのでその後工事が進んできているのは知っていましたが,写真は撮っていません。
さて12/14に車を持ち去られてしまい近くをうろつくしかなくなって,発寒川まで散歩。高架橋工事を眺めてきました。
(b) 屯田第4横線を越える高架橋
(c) 安春川を渡る高架橋
(d) 屯田4番通を越える高架橋
そして高架橋に接続する道路(道道札幌北広島環状線)の北側のアプローチはすでにできている(南側はまだ)ので,そのスロープを見たくて雪を漕ぎました。なにしろ変なものを見たがる年寄りなのです。
(e) スロープの下から高架橋方向を見上げる。お約束通り”立入禁止”になっているのが邪魔くさい。
環状線がこの後屯田川を渡る”屯田川涼風橋”はほとんどできているようでしたが,デジカメがバッテリー切れとダハンこいて画像なし。
その後発寒川右岸の遊歩道に出て紅葉橋に向かいました。
(f) はその途中で見た環状線のスロープ。振り返ると,歩いているのは自分だけ。(これらはスマホで撮った画像)
というわけで,ぱっとしませんが。

2022.12.14 版 しばらく車に乗れません,の巻

今日お昼過ぎ,車はレッカー車に持ち去られました。
いえ,レッカー車が悪いのではなく,私が悪いのです。
いよいよ今夜あたりからひどい吹雪になりそうです。
ということで昨日の画像の補遺です。
(a) 一般的な,知津狩新橋からの画像です。(9/21)
(b) 木杭が激減する前の第一突堤の画像です。(9/1),(9/30)

2022.12.13 版 脈絡はないけれど…,の巻


a

b

c
昨日(12/12)は真冬日とはいえ,弱い南東風,日差しもあって海は凪。この時期の浜歩きとしては最適の日和。
昼過ぎまで右岸を徘徊。その後左岸波打際を歩いて一万歩。ここでは主に右岸の光景を脈絡なく並べてみた。
(a) 右岸・知津狩新橋の真ん中から,左岸・砂嘴先端部分を望む。砂丘浜崖上空になにやら浮かんでいる。新港北防波堤とその先の離堤だ。この日石狩の最高気温は-2.0℃。まだ暖かい海水温と冷たい空気の層による下位蜃気楼の浮島だ。そしてほぼ2時間半後,左岸の浜から見た北防波堤
(b) 12/7版の補遺。11時半ころ。有義波高は約60cm,潮位はマイナス5cmくらい。3本残った第一突堤の木杭が随分長く出ている。同時に海面すれすれに他にも木杭が残っていることを確認。
ついでに11/25版の補遺。波浪観測所跡の基礎コンクリート塊遺構らしきものが海面上すれすれに。これだけ潮位が下がってもそのうち見えなくなるのだろう。
(c) 第二突堤の中ほどから見た石狩河口橋。下に見えるゴツイ構造物は2基縦列したうち下流側の離岸堤。
今朝の新聞で,田中實さんが亡くなられたことを知った。田中先生といえば,【花畔・網】の記事を構成するうえでかけがえのない存在だった。多くのことを教えられた。そしてこれからもまだまだ教わらなければいけないと思っていた。残念でならない。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

2022.12.10 版 砂嘴先端の形状変化・その2,の巻

砂嘴先端の形状変化”は11/21版まで3度にわたって記載したが,そこで注目したのは沖合の離島および,それが本土に吸収された地形(陸繋島?)の形状変化だった。がやがて,島はなくなり,その名残りもなくなり,つまらなくなった。
そこで今回からの”その2”では,先端近くの汀線軌跡の推移に注目する。汀線軌跡は多くの場合必ずしもフラットではなく,浜崖に近づいたり離れたり凸凹(デコボコ)にうねっている。問題なのはその凹(ボコ)の部分。汀線の凹(ヘコ)みが浜崖まで達すると即・浜崖の浸食につながるからだ。

汀線推移図

左の推移図は,8/30,11/1,11/20,12/6の汀線軌跡を重ね合わせたもの。
図中の両向き矢印は,それぞれの日の汀線軌跡が浜崖に接近した部分=凹部を強調したもの。明らかに,日を追うごとに凹部が図の左側,すなわち南西方向に移動していることが分かる。これからもその傾向が続くのか,あるいはここで留まって中道の突き当り(T点)近傍を浸食するのか,予断を許さない。
なおそれぞれの日について,砂嘴先端側から凹部方向を写した画像を以下に掲示する。(12/6については,定点観察も参照)

8/30

11/1

11/20

12/6
8/30では,浜崖の突端部分がまさに浸食されつつあるさ中だったので画像でも崖と汀線が密着している。荒れた日には崖下の歩行は危険だ。
ほかの日についてはいずれも浸食は浜崖まで達していないが,3日とも前浜の汀段(バーム)の一部が垂直に削られミニ崖が形成されていることが分かる。汀線はこの崖まで後退し,しかし踏みとどまったことを意味する。

2022.12.07 版 右岸に異変,の巻 右岸・第一突堤


A - 2022.11.20

B - 2022.12.06
砂嘴を歩くと先端から対岸を眺める。昨日は漫然と眺めた光景を貼り付けたが,本当の狙いは対岸の遺構(波浪観測所跡と第一突堤)を確認することだ。
一昨日(12/5)はいきなりの猛吹雪でそれどころでなかったが昨日(12/6)のこと。その直前(11/20)の画像(A)と昨日の画像(B)とがあまりにも異なる。(A)では20本以上もあったはずの第一突堤の木杭が,(B)ではたった3本しか見えないではないか。海が荒れてるにしてもこれっておかしいんじゃない…?

C - 2022.04.08

D - 2022.11.28

E - 2022.12.06
放置できないので,昨日は左岸の後引き続き右岸へ。第一突堤を間近で見る(E)。やはり木杭は3本しかない。(もっとあるのかもしれないが水面下)
ここに最近(11/28)行った時の画像が(D)。そして今年最初(4/8))に確認した画像が(C)。(C)と(D)とはほとんど変わらない。
つまるところ,11/28以降12/6までのたかだか1週間の間にこの激変がもたらされたということになる。この間石狩湾は,時に有義波高3mを越す烈しい時化が続いていたことは事実である。とはいえ,たくさんの木杭が波浪の力だけで折れたり根こそぎさらわれたりしたとは考えにくい。波浪によって押し運ばれた巨大な物体が激突した衝撃によりへし折れたものではないだろうか。そんな物体は何かにわかには想像つかないが,可能性としては波浪観測所跡の大きな基礎コンクリートだったとしてもおかしくはない。が,だ。
それにしても,右岸は継続していまでも浸食され後退し続けている。
そして今日(12/7)。通行不能と思っていた石狩樽川海岸線がなんなく走れた。なのでなんとなく連続3日目の浜歩き。河口地区南端線から汀線軌跡を得るべく波打際を先端目指す。中道の突き当り近辺で先方から見慣れた集団。ぶつかるのを避けて,そこから浜崖の上へ。そして引き返す。浜崖軌跡を取ることができた。(2022.12.08 画像へのリンク追加 2枚)

2022.12.06 版 余裕でひとまわり,の巻


ホワイトクロス

先端から対岸眺望

灯台と河口橋
昨日散々だったからといって連日歩かなくたっていいだろうに・・・でもよいお天気だったのでOK。
ホワイトクロスは一昨日,昨日の吹雪でできたのだろう。それにしても縦の白線が細すぎ。
10/16版に続いて河口橋との冬景色のコラボ。
砂嘴先端からの対岸,衛生センターと樺戸三山もくっきり。

2022.12.05 版 無事帰還,の巻


A (10:54)

B (10:56)
11月は6回も浜(左岸砂嘴)を歩いたのだが,11/22からはずっと荒れ模様。我慢ならず12月最初の浜歩き決行。市道灯台線は早くも車両通行不可。ポンブ小屋から堤防に上がる(9:49)。西の風。風速7m。風を避けて管理道路を進む。予想以上の積雪。30センチ以上埋まって苦戦。振り返る①(背景・灯台)。振り返る②(背景・東屋,同伴者はけもの)。
なんとか先端の突起を視界にとらえた(10:49)。波は荒れているけど突起歩き開始(左図A)。ものの2分後暗転,猛吹雪(左図B)。ホワイトアウト寸前。
15分ほど様子を見るうちに吹雪もややおさまり帰還できた。サポーターは,咆える海とカモメたち,と,吹雪く浜にたったひとりのミユビシギ(かな?)

2022.12.04 版 厚田川河口,の巻


2022.10.25

2022.12.03
厚田を訪れる際しばしば別狩の高台から厚田川河口を見おろす。向かって左側,厚田川の右岸には厚田漁港。河口の形は見るたびに変化するが,漁港入口左舷防波堤に立つ白灯台は微動だにせず。なんとなく灯台好きの私にはシンボリック。
厚田川河口左岸には砂浜が広がる(といってもさほど広くない)が,浜,そしてその沖合に集う人たちは季節によってガラっと様変わりしておもしろい。
ひと月ほど前まで(9月から10月)はサケを狙う釣り人たち。そして昨日(12/3)行ってみるとサーファーたち。私はどちらにも縁がなく,ただのヤジ馬。
本当はこの浜は民間の海水浴場なので,7月,8月は海水浴風景も見られるのだが,残念ながら写真がない。
それと2月,3月はたまにニシンたちが押し寄せることもある(2021.02.132022.03.14)。群来の白濁がイマイチなのが口惜しい。

2022.12.03 版 滝とダム・冬,の巻 前回・秋(10/20版)


やまなみ橋の滝

五の沢ダム

高富ダム
10/30からの冷え込み,降雪で一気に冬景色となった滝とダム。
まわりの樹々がすっかり葉を落としてしまったやまなみ橋からの滝は水量が乏しいものの見晴らしがよくなりました。
ダムはどちらも湖面氷結。去年(12/8)と違って周囲は雪に覆われていました。
今年も12/1より貯水が開始されたと思われますが,先月末に降雨が続いたせいか五の沢ダムの水位は早くも10番と11番取水口の間。土砂吐きゲートの先端も水面下に沈んで見えませんでした

2022.11.25 版 風前の灯。見るなら今でしょ,の巻 前回(10/10b版)


2022.10.09
11時ころ

2022.11.20
8時半ころ
石狩川河口右岸に残る波浪観測所跡の基礎コンクリート塊遺構。その主要部分を撮って比べてみた。
訪れた時間帯の潮位(石狩新港)は両日ともほぼ同じでおおむね0cmと低く好条件。波は11/20はべた凪,10/9はややあったが気にならない程度。つまり海面の高さは両日ともほとんど変わらない。にもかかわらず,海面上に突き出た部分の高さはかなり異なる。10/9に比べ11/20ではコンクリート塊が海底に沈んだということを意味するのだろう。
砂丘もろとも浸食により崩落し,引き続く浸食により海中に引きずり込まれたかのような基礎コンクリート塊であるが,実は位置そのものは大きくは動いていない。流木であればたまげるほど巨大なものであっても,海中に引っ張り込むと浮くのでたやすく遥かかなたまで運び去ることができる激浪パワーも,大きなコンクリート塊には通用しないようだ。
そこで考えたのが,コンクリート塊の真下の海底の砂をほじくることである。下の砂がほじくられることにより遺構は徐々に沈みつつあるのだろう。11/20現在,潮位0cmで海面上に現れる高さは10cmそこそこ。いずれ海面からは姿を消すことになるに違いない。再び浮上することはおそらく考えられないので,この遺構を視認できるのはあと僅かの間ということになる。来春はないだろう。
お急ぎください。ただし潮位10cm以上の条件では水没していますし,波が荒ければやはり無理です。

2022.11.23 版 灯台の後ろ顔,の巻

一昨日コロナワクチンの5回目の接種を受けました。7/30に受けた4回目と真おんなじの副反応。微熱と倦怠感。なんにもしたくない。でも夕べ夜中の熱のピークを過ぎると,今朝はいつもと変わらぬ朝。不死身です。
知津狩川右岸に行きましたが特段得るものなし。八幡堤防から下りて第一号水制へ。今年1/19以来ですが,おびただしい流木には閉口。その中のムカシから居座るヌシみたいな古流木の根っこのうろから灯台を覗いてみました。灯台の後ろ顔が遮蔽されて真っ白いのが面白い。遮蔽されていなければ八幡側の住民は毎夜照らされて居心地悪いのでしょうね。

2022.11.21 版 続々・砂嘴先端の形状変化,の巻


11/12

11/19
砂嘴先端,管理道路の行き止まり近くに,付近の景観とは若干異質なコンクリート塊が居座っている。(関連⇒6/30版7/3版)
左の画像のように,少なくとも11/12までは剥き出しになっていたのだが,11/19に行ってみると,天辺だけが僅かに露出するくらいに砂に埋もれていた。11/13から14にかけての大時化が影響したのだろう。

小島の図 - C
日付 時刻(頃) 潮位 有義波高
11/20 12時 0cm 50cm以下
11/20 実はこの前日(11/19)にも歩いたのだが潮位がやや高く,かつ荒れ気味。波打際を歩くとたちまち波を被るありさま。取った汀線軌跡も不満足。
というわけで2日連続で歩いたこの日は潮位も低く,かつべた凪。余裕をもって軌跡が取れた。
飛び出していた先端がへこんで,島があったことを物語るくびれがなくなり,左右が拡がった。
ここにも11/13から14にかけての大時化が残したのであろう悪戯が読み取れる。できることなら先端がこれ以上引っ込むことのないようにお願いしたい。


2022.11.19 版 土のうのその後,の巻


a

b

c
6/1版で紹介した市道灯台線・マウニの丘脇に並べられた土のう。このあたりは2020年12月から翌年1月にかけて若干浸食されたが市道そのものへの被害は免れ,その後は汀線が海側に退いてとりあえず安泰モード。
昨日(11/18),現在の土のうたちの前後左右を観察してきた。(a,b)は6/1版の(a,b)とほぼ同じ視角で撮った。
印象に過ぎないが,今年は浜からの飛砂が多いようで浜崖への堆積が顕著(部分的だが)。浜崖が低いところでは風の通り道となってその背後に大きく堆積する傾向が見られる。
ここマウニ脇でも並べられた土のうを越えて市道側に大量の砂が堆積。土のうとほとんど同じ高さに達するほどだ。
そこで,年内はともかく来春には土のうをもう一段上に積み重ねることを石狩市に進言したい。それによって両脇の浜崖と高さにおいて遜色がなくなりこの部分の市道への飛砂も抑えられると思うのだが。

2022.11.17 版 ウラシマツツジの昨日今日,の巻


昨日 6:11

今日 6:10
昨日の朝は最低気温マイナス1℃。車のフロントガラスがシバレて,誰かの手形また残されていました。日中も引き続き寒くて最高気温はプラス4.6℃。雨がやがて霙に,そして初雪が記録されました。それほど降ったとは思われませんでしたが,今朝庭の一部には雪がうっすら積もっていました。
10/19版で艶やかな紅葉を披歴したウラシマツツジに再度ご登場願って,昨日のシバレの図と,今日の積雪の図をご覧に入れたいと思います。
15日に続いてしょうもない画像ばかりでてゴメンナサイ。

2022.11.15 版 燃えている,の巻


マウニの丘

ヴィジターセンター

石狩灯台

やまなみ滝
一昨日は大荒れでした。
その翌朝,つまり昨日(11/14)の朝の画像です。
左3枚は7:20頃。貧弱だけど虹です。やまなみ橋からの滝,まわりの樹々はほとんど葉っぱを落としました。

2022.11.14 版 続・砂嘴先端の形状変化,の巻

コケ

ハマナス
一昨日(11/12),左岸砂嘴を歩いた際の画像
どーでもいいような風景ですが,木道間近に見えるコケの群落が綺麗でした。
それと11/10版に続く今回のテーマの先端の小島(とっくに本土に繋がっているので,正確にはミニ”陸繋島”と呼ぶのが正しいかもしれませんが)を背景とするハマナスです。私としてはハマナスの美しさは,花でもなく,実でもなく,いままさにこの時期の紅葉をおいてほかにはない,と思うのです。

小島の図 - B
日付 時刻(頃) 潮位 有義波高
11/12 12時 0cm 100cm
11/12 この日も潮位は低かったのだが,有義波高はほぼ1メートル。やや荒れ気味。
本土に繋がった島は右から見ても左から見てもバカとアホウの絡み合い…いや,鶴田浩二ではなくって,海面すれすれの浅瀬が広がっていて,こうなると浅瀬のぎりぎりまで水の中をビチャビチャ歩いて軌跡を取りたくなるのが私の習性。ほら見たことか,ふいに大きな波が膝の上まで襲いかかり,長靴の中がプールになってしまったのでした。絵に描いたようなバカとアホウの組み合わせですね。おしまい。

2022.11.10 版 砂嘴先端の形状変化,の巻 砂嘴先端の離れ小島 定点観察

このところTopicsをすっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。8月以降,砂嘴先端沖合に離れ小島が浮かんでは沈み,はたまた本土?に繋がったりして,砂嘴の地形変化を観察することが最大(かな?)のテーマである私としてはじっとしてはいられません。とりわけ10/31に島が繋がってからは,左岸砂嘴を実際に歩くか,右岸知津狩新橋から遠望するか,ほとんど毎日のように砂嘴先端の動きを注視し続けています。その結果は河口遭遇のページの”砂嘴先端の離れ小島”と定点観察のページに記載しています。島がらみ以外では,浜歩きしても7人のミユビシギ(と思われる)に出会った(11/1)くらい。8日の皆既月食も花川ではほとんど雲の中。最後の最後20:41に顔を出してくれたものの如何せん手振れ(情けない)。というわけで,Topicsネタに恵まれない10日間でした。
ここでは10/26以来砂嘴を歩いた計5日の地形変化を Google earth 画像に重ねてご覧に入れます。

小島の図-A (クリックしてください)
日付 時刻(頃) 潮位 有義波高
10/26 11時 -15cm 50cm以下
10/31 14時 0cm 50~100cm
11/01 12時半 0cm 50cm以下
11/06 11時 15cm 100~150cm
11/09 11時半 0cm 50~100cm
潮位は,気象庁の潮位観測情報から石狩新港[港湾局]のデータによる。
有義波高は,ナウファスの有義波実況から石狩湾新港のデータによる。
なお,防災気象情報における潮位は”標高”で表す。”標高”の基準面としては東京湾平均海面(TP)を用いる。
10/26 波ひとつなく高気圧の押し下げで潮位も思い切り下がって絶好のコンディション。10/16には遥か沖合にあった2つの島が合体したのかすぐ目の前に。しかし本土との間には深い海峡が横たわり島にはとても渡れない。そのため上の図でも島は描かれていない。
10/31 波弱く潮位も低い。ついに島は本土に合体。
11/01 波ほとんどなく潮位も下がって理想的。前日よりも島はいくらか膨らんだ感じ。先まで石狩灯台から直線で約1360m。
11/06 やや荒れ気味。潮位も上がって波打際を歩くのも警戒が必要。油断すると波をかぶって長靴の中がビチャビチャになる。
11/09 潮位は低いが弱いながら波あり。11/6より本土は拡大。その沖合にさらに離れ小島。海峡Ⓐは水深20cm程度でなんとかクリアして渡る。もうひとつの島との間の海峡Ⓑはもっと深そう。液状化した砂もコワいしビビる。従って渡れなかった白線の島はあくまで推定の形状。
なお図中に”来札水制工延長線”を記入してあるが,かつては砂嘴がこのラインを超して伸びることがしばしばあった。このラインまで伸びると,石狩灯台からの直線距離はおよそ1520mとなる。

2022.11.01 版 滝装う,の巻


10/25 - a

10/25 - b

10/30 - a

10/30 - b
サケ・ウオッチングの際欠かさず同時にウオッチしているやまなみ橋からの滝。10/20からの続き。
紅葉が進む。
10/23,24に合わせて50mm以上の降雨のあった直後の10/25の滝はかなりの勢い。

2022.10.31 版 イキナリ念願かなって島を歩く,の巻 10/27版の続編


a

b

c
今朝健康診断。バカ高な血圧はウソだと思う。鼻から入らず口からの胃カメラも辛かった。
終わってヤレヤレ普通は食べない昼メシ後,知津狩新橋に向かう。今日は干潮と高気圧が重なり12時から15時にかけて潮位がかなり下がる。
新橋からの遠望では嘘か真か大島と本土が繋がっているように見えた(a)。これは確かめなければ…!
急遽右岸から左岸に転戦。砂嘴先端まで歩く。予定になかったため長靴の用意はない。それでも確かに繋がっていた大島(b,c)へ渡りワクワクしながら歩く。短靴なので水際からかなり控えめにならざるをえない。
9/12版でも繋がった小島を歩いたが,今回は遥かに大きい。島の先っぽから振り返った画像も迫力が違う。
しかし島の標高は高々50cm程度と思われるから,満潮ではあらかた沈んでしまうのだろう。

2022.10.27 版 すぐ目の前に巨大な島。だが渡れない,の巻


巨大な島

地続きの半島
昨日(10/26)早朝はまだ氷点下の中,けあらし・ウオッチング。
知津狩新橋からの遠望でもしかしたら砂嘴先端の島に渡れるかもしれないとの思いから,潮位の下がる10~11時めがけて浜歩き。
確かに先端には巨大な島が。いかんせん本土との間には幅5m以上の海峡が!かなり深そう,しかも流れもある。というわけで,島に渡るのはとても無理。口惜しい。
別のところには嘴のように地続きの半島が。こちらにはおっかなびっくり先端まで往復できた。が,ものの30分ほどで潮位が上がって沈没。ほかにもいくつかの離れ小島も確認。
巨大な島もおよそ50分後には一部が水没,3つの島に分裂。満潮になるとほとんど水没するのかもしれない。

ツルウメモドキ

コマユミ

ハマナス

蜃気楼
島ばかりでは彩りが悪いので,昨日のツルウメモドキ,コマユミ,さらにはハマナスの見事な紅葉。
けあらしが起きるほどの冷え込みで高島岬沖には下位蜃気楼が。貨物船も真ん中から上下反転している。向こうには積丹半島がくっきり。海に浮かぶブイは鮭定置網の浮き。

2022.10.26 版 連日氷点下,の巻


新港方向

高島岬積丹半島

愛冠岬雄冬岬
昨日に続いて今朝もマイナス1.8℃の石狩。風もほとんどなくけあらし日和。石狩川河口に走る。
しかし石狩川そのものにはけあらしなし。灯台もくっきり。が,背後がけむっている。
左岸砂嘴側海岸に移動する。海面から霧。連日のけあらし体験。
右岸知津狩新橋からの遠望では,砂嘴先端の島と本土との距離が明らかに狭まっている。これは確かめなければ。

2022.10.25 版 マイナス2℃,の巻


手が張りつく

イソスミレ

エゾカワラナデシコ

エゾカワラマツバ

ナミキソウ

ハマエンドウ

ハマハタザオ

ハマボウフウ

茨戸川

茨戸川

茨戸川
寝ていても肩が冷えて寒かった。いつも通りに5時半のアラームに起こされる。
石狩の最低気温はマイナス2℃(5:34)。今年初めての氷点下。
6時過ぎ外に出ると車のガラスがすべて凍結している。リアウインドウに手のひらを押し付けてみた。
海浜植物コーナーのすべてが氷結し普段見ることのできない厳しい表情。オマケにエゾカワラナデシコの花
そうこうするうちに茨戸川にけあらし情報。去年の場合11/8。マイナス0.6℃で濃密なけあらしだった(7時過ぎ)。
今朝の冷え込みはもっとだったのだが,6時40分ころ駆け付けてみるととっても爽やかなけあらし。
それでも川面から霧が立ち昇る。そして朝漁の小舟。朝陽を受けて川辺の紅葉が鮮やか。早起きは一文の得。

2022.10.21 版 紅葉の紅葉山公園,の巻

いまが一番。
でも,カメはもういない。

2022.10.20 版 滝とダム,の巻 サケ・ウオッチング


やまなみ橋の滝

五の沢ダム

高富ダム
やまなみ橋からの滝。前回より水量は乏しい。確かにまわりの紅葉は進んでいるようだ。だが紅くなる樹が少ないような。より広角での画像を示す。
五の沢ダム。9月より取水口がひとつ上がって17番。必然的に水位はやや上がっている。
高富ダム。5月以来。当然ながら水位は下がっている。

2022.10.19 版 山草コーナーを締めくくる,の巻


a (10/18)

b (10/18)
(a) ヒダカミセバヤの花も終わり,わが家の山草コーナーで最後に咲くのはチシマラッキョウの可憐な花。
(b) そして鮮やかに色づくのはウラシマツツジ。おそらく,高山植物の中でも紅葉の女王と思われる。

2022.10.18 版 先週末,とりとめもなく,の巻


a

b

c

d

e

f

g

h

i

j

k

l
(a) 比布大橋工事はいまだに下部工事。上の画像は左岸側。こちらは右岸側。遅々として進まない。国道の新橋建設なのに,道道・妹背牛橋建設には見劣りがする。
(b) 丹頂といえば根釧かと思いきや,オホーツクの湧別町につがいで出現。
(c) 紋別山(大山)山頂のオホーツクスカイタワーから紋別市街を望む。
(d) 道の駅オホーツク紋別の流氷科学センターでクリオネと遊ぶ。
(e) 廃墟となって11年のホテル層雲。彩雲橋はもう渡れない。かなり下流の川岸から,彩雲橋とその向こうの連絡通路橋を撮る。紅葉が素晴らしい。
(f) 2016年,台風による増水で被災した国道273号の高原大橋。2018年新橋が完成して4年目。ついでに大雪ダムも。
(g) 大函。左の岩がヒトの横顔みたい。鼻の下が長い。すぐ脇に廃橋の清和橋が架かっている。
(h) ライマン橋の脇の骸骨。ライマン橋から望む廃橋の大箱橋。反対側にライマン滝
(i) 神削覆道脇の歩道を行き止まり近くまで歩くと出会う滝。名前は不明。層雲峡温泉に近づくとかつての桂月荘へと結ぶ今では廃橋のかつら橋
(j) 胡蝶岩橋から望む廃橋碧水橋。岩肌の紅葉に目を奪われる。
(k) 石狩川の何番目の橋か定かではないが,新たに橋が架けられようとしている。そのすぐ下流に老朽化した菊水10線の吊橋。吊橋から新橋の橋脚が見える。
(l) 2016年の台風で被災して取り残された七戸の吊橋の橋脚。江差牛山も見事な紅葉。

2022.10.16 版 石狩河口橋と石狩灯台,の巻


a

b
石狩河口橋と石狩灯台とは,言わずとしれた石狩を象徴するふたつの構造物。
6月のことだからすでに旧聞とはなるが,石狩市共同募金委員会は赤い羽根共同募金の返礼品として「さけ太郎」「さけ子」をあしらって石狩河口橋と石狩灯台を組み合わせたバツチを製作した(a)。
さてこの構図,あり得るのかかねてから気になっていたのだが,今日(10/16)ようやくあり得ることを確認した(b)。まわりの電柱がやたら邪魔だけど。というだけの話でごめんなさい。

2022.10.12 版 一週間ぶりのサケ,の巻 サケ・ウオッチング


床止め

二次飼育施設脇
10日から11日にかけて,厚田では15mmほどの降雨。なんとなく物足りないほどだったが覗きに行ってみる。水は奇麗。
ボクサナイ川床止め下でも二次飼育施設脇でも今年一番のひしめき合い。しかし水量乏しく床止めに挑む姿は見られなかった。

諸般の事情で明日から3日間ほど更新ができません。

2022.10.11 版 石狩灯台に二重虹がかかった,の巻


a

b

c
途切れ途切れながら死ぬ前の身辺整理(俗には断捨離)を継続している。今日も粗大ゴミを”軽”に積めるだけ積んで北石狩衛生センターへ。これまでに4回,合わせて120kg運んだ。
その途中石狩川右岸堤防に出ると,対岸の石狩灯台の上に虹がくっきりと。
5年前から”石狩灯台マニア”を名乗る人間として,これは放っておけない(近ごろは奇態な風貌の石狩灯台兄ちゃんなども現れているので油断ならない)。実際このホームページ【花畔・網】を創り始めた2007年以来,ことあるごとに石狩灯台を撮り続けているが,虹とのコラボに遭遇したのは2020年10月が初めて。そして今回がようやく2度目。
前回は影の薄い情けない虹だったのだが,今回は左右の根っこまで鮮やかな見事な虹(a)。しかもよく見ると,二重虹(ダブルレインボウ)なのだ(b)。外側の虹はとても薄いのだが,色の並びが反転していることが分かる。
ついでに少し立ち位置をずらして灯台と虹の根っことを重ねて撮ってみた(c)。
もしかしたらなにかいいことがあるのだろうか?
(翌10/12追補)
6月に続いて,今月末にも石狩灯台の公開イベントがあるそうな。灯台は好きだけど,人が集まるのは苦手。なので今回は行くつもりもなかったし,イベントそのものを忘れていた。
そんなところに昨日(10/11)某テレビ局からメール。石狩灯台についてカメラの前でインタビューさせてもらえないか,という。主催者(観光協会?)からこのイベントについて一切話がなかったわけだし,いまさら気乗りがしない。ので,私のようなくたびれた爺さんがイキナリTV画面に出ても絵にならないのでは,と婉曲にお断りした。おそらくいつも見慣れたそれ相応の面々が画面に写し出されることになるのだろう。

話かわって断捨離。よくこれだけ潔くモノを捨てることができる人間だったのだということに,我ながら感動している。
しかし思い切り片付けたのは,納戸,物置,押入の中の不用物。だから日常の生活空間は相変わらず足の踏み場もない状態が継続している。これらを整理することができれば凄いことなのだが…

2022.10.10b 版 海面下の波浪観測所遺構,の巻 前回(9/4版) 前々回(8/6版)

以前の画像

2021.12.03

2022.08.05
このところ河口右岸は波浪により砂浜が削られ汀線後退が優位な局面であるようだ。そのためかつての波浪観測所跡のコンクリート基礎遺構もほとんどが海中に飲み込まれてしまっている。
10/8に続いて10/9も知津狩川右岸一帯をさまよった。11時ころ,干潮と高気圧の相乗効果で潮位はかなり低下。海が穏やかだったことと相俟って,海面下の遺構構造も透けて見通すことができた(砂に埋まってしまっていたらとても見えない)。
遺構がもともと存在していた砂丘から崩れ落ち,さらに波に洗われていることを知ったのは昨年の12/3。
その後堆積が優位となり遺構はほとんど砂の下に埋もれて見ることができなかったが,今年8/5砂の上に一部露出した。
そして10/4からの大時化により浸食されて汀線がさらに後退。ほとんどの遺構は海中に没する形となったが,折からの潮位の低下によって広範囲にわたる遺構の存在が確認された。

2022.10.10a 版 石狩川河口右岸・補遺,の巻


流木位置図 (*)

A - 10/8

流木B - 10/8
前回(10/7版)で10/3までの動きを記録した。その後10/4午後から10/6まで海は激しく時化た。流木A,Bはどうなったのだろうか・・・? 10/8 確認に訪れた。
やはり動いていた。石狩川の上流方向へと向かって。位置図に示すように,B では約200mも,A では来札水制工に引っかかってしまったためそれ以上動けず20mほど。
さらに,10/3の段階では知津狩川河口右岸から来札水制工を越えて石狩川上流方向へと80mほどミニ砂嘴が伸びていたのだが,10/8には水制工の右に知津狩川河口が開けて,ミニ砂嘴は分断されてしまっていた。
(*) 10/11 流木位置図修正更新済み

2022.10.07 版 石狩川河口右岸の流れ,の巻


流木位置図 (*)

流木A - 9/4

流木A - 9/30

流木A - 10/3

流木B - 9/30

流木B - 10/3
9/5版 知津狩川河口右岸に発達するミニ砂嘴,の巻で,石狩川河口右岸の川岸での流れが下流から上流へと向かう(ことがある)と書いた。流れの穏やかな時には,干潮から満潮へ移行する際には本流でも逆流する可能性も否めないが,河口右岸の人工の構造物(とりわけ導流堤つけ根の第2突堤および水制工の設置)を含む地形の特殊性から逆転した流れを生み出すのではないかと考えられる。
今回は右岸で確認された2本の流木の動きを追ってみた(流木AおよびB)。
位置図に示したように,ともに 9/4 ⇒ 9/30 ⇒ 10/3 と徐々に上流方向へと流されて移動していることが分かった。
なお流木Aについては 9/1 にすでに9/4と同じ位置にあったがそれ以前の位置は不明。
流木Bについては,9/30以前の位置は不明。9/4には近くに該当する流木はなかった。10/3には偶然にも9/4の流木Aとほとんど同じ位置にあった。
(*) 10/11 流木位置図修正更新済み

2022.10.05 版 10日ぶりのサケ・ウオッチング,の巻 サケ・ウオッチング


床止め

二次飼育施設脇

やまなみ橋の滝
先月(9/24)以来,なにしろ雨が降らない。昨日(10/4)からようやく30mm以上の降雨。サケ・ウオッチングも10日ぶり。期待通りボクサナイ川にはうようよ。
水の濁りもかなり消え水量もある程度落ち着き,床止め下では河原に下りてサケたちの挑戦をしばし眺める。二次飼育施設脇でも堪能。
やまなみ橋の滝も前回ほどの豪快さはないがそれなりの瀑布。周囲もやや黄色く色づいてきている。

2022.10.04 版 ヒガンバナ・アラート,の巻

10/1白花がまず開花したヒガンバナ。2本目の赤花も咲いて紅白競演。
実は今日も朝から断捨離に明け暮れたものだから,こんなんで我慢。
いまでは数100km上空(地球半径の僅か1/60なのに宇宙というらしい)を有象無象の衛星がぐるぐる飛び交っているというご時世。900km以上上空を北朝鮮のミサイルが飛んで行ったことで今朝は大騒ぎしてナンタラ・アラート。プラスチックスで海が汚染され続けている現状を思うに,ミサイルにしても衛星にしても宇宙まで汚染しつくすのは願い下げだ。GPS使っていて説得力に欠けるが。

2022.10.03 版 左岸砂嘴先端の動き・補遺,の巻


10/02 13:02

10/03 14:18
10/1はさすがに動かなかったが,左岸砂嘴先端の興味深い動きを放置してはおけない。昨日午前中10/2版をアップロード後昼から出かけて左岸砂嘴を歩く。島は残念ながら相変わらず水面下。しかしGPS軌跡からすると,砂嘴の突起は肥大している。
そこで今日(10/3)午後,知津狩新橋中央から観察した。砂嘴先端の伸び出し部分は前回9/30に比べて明らかに厚み(膨らみ)を増している。冬季にさしかかってすでに時期外れなのだが,先端の成長ももしかしたらこれからも期待できる。

10/05 14:15
2022.10.07 補遺の補遺。
10/5午後のサケ・ウオッチングの帰路も定番のように知津狩新橋中央から観察。
なんとも情けないことに,砂嘴先端の伸び出しは思い切り短く削り取られてしまっていた。
石狩湾の波浪状況を見ると,10/4午後から10/5午後まで有義波高が2.5mに達する大時化だったことによるものと考えられる。この時化は10/6いっぱいまで続きその後おさまりつつあるので,10/8以降再び砂嘴先端が成長するかどうか見守りたい。

2022.10.02 版 左岸砂嘴先端の動きを追う,の巻


9/21 15:59

9/24 12:02

9/26 10:57

9/28 11:04

9/30 14:19
昨日も書いたが,このところ頻繁に知津狩川河口を訪れている。知津狩新橋の中央を定点観察点として,石狩川の対岸=左岸河口砂嘴先端の変化を観察している。
8/30に先端から5,60m離れた沖合に小島が確認された。9/9には砂嘴先端が鋭く伸び出し,9/12には小島まで繋がった。さらに大きく伸びることを期待したにもかかわらず,9/16知津狩新橋の定点からの観察では伸び出しが根元から消滅していた。
ややガッカリしたがその後の経過を追ったのが上の5枚の画像である。

9/27 12:28

9/29 11:38
もしかすると小島が浮き上がっているかもしれないと期待して左岸砂嘴を歩いた9/27と9/29,画像から明らかに沖合の浅瀬の存在を認めることができるが,悲しいかな島は水面下といわざるを得ない。
私が右岸から観察していた9/28午前,左岸先端を訪れていたおふた方から沖合の画像を提供していただいた。⇒Tさん & Bさん。ありがとうございます。
明らかに沖合水面上に小島が写っている。つまりその前後の両日では水没していたということだ。く,くやしい。。。もちろんその時々の潮位の影響も大きいが,私としても可能な限り潮位が下がる時間帯を狙っているつもりだ。

2022.10.01b 版 ヒガンバナ,咲きました!,の巻

9/20に花芽を出した白花の4年目株が開花。実は昨日の夕方1輪開いたのだが,今朝4輪開いた。草丈37cm。
そして5日遅れて9/25に花芽を出した赤花の4年目株,ぐんぐん伸びて背丈ではすでに追い抜いて40cm。もう少しで咲きそう。
さらに遅れて3,4,5番目の花芽も成長中。どれも赤花のようで,今年は結局トータル5本。5本とも4年目株。

2022.10.01a 版 ご無沙汰しました,の巻


ツルウメモドキ

コマユミ

アキグミ

オニハマダイコン

ダイゼン

琥珀
9/26から5日間更新をサボりました。断捨離すればスッキリするかといえばそんな甘いものではありません。少なくとも本の類は思い切り片づきましたが,付随して様々なものを片付けなければなりません。これから使用するとは思われない粗大ゴミが次から次に出てきます。この間,”軽”に積めるだけ積んで北石狩衛生センターに2回持ち込みました(80円/10kg)。さらに少なくとも2回は運ぶ必要がありそうです。
とかいいながら,【花畔・網】の取材?も怠ってはいないのです。9/26右岸,9/27左岸,9/28右岸,9/29左岸,9/30右岸といち日たりともおろそかにはしていません。その結果どうなるか?夕方にはほとんど生ける屍状態。更新の気力も体力も失せ果てています。

今日(10/1)は順番からすると左岸の日ですがさすがに勘弁していただいて,9月中の画像でごまかします。
はまなすの丘はまだいくつかの種類の花(コガネギク(9/29),ユウゼンギク(9/27)など)で最後の賑わいを見せていますが,ひっそりと実をつけている灌木類(いずれも9/27)の姿に味わいがあります。そして海辺に咲く最後の花はオニハマダイコン(9/29)でしょう。結構食べられるのに嫌われものですが,ひっそりと可憐です。去年の画像よりやや見劣りがしますが。
鳥では,大口アングリのアオサギ(9/9)とか,トウネン(9/9)とかはお馴染みですが,ダイゼン(と思われる)に初めて遭遇できました(9/29)。メダイチドリにはしばしば出会います(これ(9/9)とかこれ(9/27))。
そして琥珀。石狩浜で3ヶ拾って大喜びしていたものですが,某日某浜で,瞬く間に信じられないほど大量の琥珀を拾いました。ほとんどが小粒ですが中には2センチを超えるものもあります。日ごろの品行方正さがこんなところで報われるのですねぇ???


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